京丹後・久美浜湾のほとりにある大文字 『兜山(かぶとやま)』
久美浜湾にせりだした兜山は、京都府内では珍しい流紋岩の溶岩からなる鐘型(兜状)の形をしている。山の中腹には「大」の字が見える。 例年8月9日の「千日会」で、花火と灯篭流しがセットで見られる筈が、残念ながら今年は中止となった。本家「京都五山の送り火」は火床の数を抑えて8月16日に実施される予定である。
Updated Date : 2021-08-11 20:20:50
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兜山の大文字
山頂には熊野郡の名の起源である熊野神社がまつられ、古来、兜山は御神体として崇められている(かつては女人禁制だった)。191.7メートルの山頂へは車で登ることもできる。
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兜山の山頂から見る久美浜湾と小天橋
小天橋(しょうてんきょう)は、日本海と久美浜湾を分ける砂州となっている。青松と白砂の美しい景観が日本の白砂青松100選に選ばれるとともに「京都の自然200選」にも選出されている。
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人喰岩と呼ばれる奇岩(人の顔の形に見える)
地元の民話によれば村人を食べたので、岩の一番嫌いな赤土を岩の口につめたそうだ。山中からはそろばん玉石と呼ばれる、白いそろばん玉の形をした鉱物が産出されるようだ。
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